不動産業界の仕事と
大成有楽不動産ABOUT
大成有楽不動産とは一体どのような会社なのか、業界での立ち位置や担う役割は何なのか。
それを知るためには、まず不動産業界の全体像を把握し、仕事の流れを理解することが必要です。
広く大きな不動産業界の中で、大成有楽不動産が目指すのは、総合不動産会社であり続けることです。
不動産業界とはWHAT’S REAL ESTATE INDUSTRY?
不動産事業の提供する価値とは、建物のライフサイクルに合わせて、その価値の最大化にチャレンジする継続的な仕事であり、大きく2つの機能に支えられています。
まず、土地を仕入れてビルやマンションなどを建設する「つくる」機能。そして、つくった建物を中長期にわたって維持管理する「まもる」機能です。
どちらも不動産業が持続的に成長していくために、クルマの両輪のようになくてはならない事業活動になります。


そして「まもる」事業では、竣工した建物の維持管理や、経年劣化した建物の修繕、およびバリューアップ工事などを計画・実施していきます。
時系列で見ると、「つくる」事業で開発した不動産は「営業・販売」という事業を経て、「まもる」管理事業へと移行していきます。
有望な候補地をタイムリーに取得

都市機能を支える建造物をカタチにする

安全かつ高品質な工事を実施

多くのお客様に価値を届ける

資産価値の維持・向上を図る
さらに、テナント企業や入居者からの要望や苦情への対応など、ソフト面のニーズへの対応も、不動産の管理・運営業務のもう一つのサービスになります。

建物のライフサイクルに合わせて資産価値を最大化

変化する不動産事情CHANGING
かつての日本では、「夢のマイホーム」を持つことが社会人の大きな目標であり、新築住宅の購入が重視されていました。しかし近年、住宅に対する消費者の意識は変化し、中古住宅を購入して室内を自由にリフォームする需要が拡大しています。首都圏では、2017年から3年連続で中古マンションの契約件数は新築マンションの販売件数を上回り、大都市圏を中心に賃貸住宅の居住ニーズも増加傾向にあります。
また、現役世代の価値観の多様化も顕著になっています。バブル経済を経験した成長を信じる世代、その後の景気後退期に生まれた自己充足に重きを置く世代、1980年代生まれ以降のデジタルネイティブ世代と、それぞれの価値観は異なっています。そのような中で「働き方改革」が推進され、リモートワークが加速しました。さらに最近では、シェアハウスやシェアオフィスなど、場所やモノを共同で利用するシェアリングエコノミーの発想に注目が集まっています。今の時代は、多様な価値観が混在する中で、これまで以上に柔軟に活用できる「場」としての不動産が求められているのです。

中古物件の価値を長く大切に維持
不動産業界では、建築費の高騰や地価上昇の影響から、建築着工数は減少傾向にあります。その一方で、建築物の長寿命化が進む中、既存の建物ストック(中古物件)は増加を続けています。一定期間での建て替えを前提とするスクラップ&ビルドの時代から、持続可能性を重視した時代へ、不動産をとりまく社会的な環境は大きく移行しています。
こうした変化の中で、ビルオーナーは経年劣化する建物や設備を中長期にわたって適切に管理することで、不動産の資産価値を維持し、優良なテナント企業に入居し続けてもらう必要があります。そのためには、働き方が多様化する時代のワーカーが快適かつ効率的に働くことができ、災害時の事業継続にも配慮したオフィス環境を整えられるかどうかが決め手になります。また、マンション居住者は、建物や設備の定期的な点検・清掃はもちろんのこと、自然災害や年月とともに発生するさまざまな不具合に対する迅速な対応も求めています。さらに、子どもの誕生や独立などライフステージが変化する中で快適な暮らしを継続できる住まいへの志向が高まっています。
このようなニーズに応えるのため、不動産管理・運営業務は時代の変化に応じて、専門的な知識や技術力をベースに既存の建物を永く維持すること、劣化する建物の修繕・改修工事を適宜続けていくことが重要です。

価値ある不動産は常に必要
生活者の価値観が多様化し、不動産に対するニーズがどれほど変化しても、それは住まいやオフィスに対する「考え方」や「使い方」が変容しただけであり、ニーズに沿った不動産の開発と管理が必要とされることに変わりはありません。不動産業とは、常に時代の変化に応じて新たな価値の提供に挑戦する事業なのです。
「つくる」事業においては、耐震性能や省エネルギー性能に優れ、あらゆる年齢・性別の人が快適に暮らし、働くことができる「場」を提供し続けなければなりません。
「まもる」事業では、これからますます増え続ける不動産ストック(中古物件)を適正に維持管理し、劣化した機能を回復させる修繕や、時代のトレンドに合わせて高機能化を図る改修工事などを実施していく必要があります。並行して、オフィスビルのテナント誘致やマンションの管理組合の運営フォローなどソフト面のサービスを拡充し、総合的な取り組みを通じて不動産の資産価値の維持・向上に努めていくことが重要になります。

大成有楽不動産の立ち位置と目指す役割FUTURE

新しい不動産の価値を生み出す
一方、住まいの開発では、分譲マンション「OBER(オーベル)」シリーズを通じて、多様化するライフスタイルに対応した高品質な住まいをお届けしています。オーベルは、街と調和しながらも目を引く上質なデザインと、時間の経過とともに深みを増す美しさを兼ね備えています。また、オーベルに準じた丁寧なつくり込みの賃貸マンション「TERRACE(テラス)」シリーズや、住環境と交通利便性を両立した学生寮などの開発も推進。住まいづくりのノウハウを活かして、お客様に新たな価値を提供する不動産開発への挑戦を続けています。

将来にわたって資産価値を高めていく
ビル管理部門では、日本全国でオフィスビルやホテル、スポーツ施設、学校など、さまざまな種別の建物・施設の管理業務を担っています。大成建設グループの一員として培った総合的な管理技術とプロフェッショナル人財による質の高いサービスにより、建物・施設のロングライフ化・機能向上を目指しています。
マンション管理部門では、住まわれる方とのコミュニケーションを重ね、マンションの特性に合わせた住生活を支えています。マンションの世帯数や規模に応じて、理事会運営やイベント企画、防災対策への取り組みを積極的に推進し、安全で快適な暮らしをサポートしています。
また、ビル管理・マンション管理に加え、施設管理の第三の柱として注力しているのがリニューアル部門です。長年にわたって蓄積する施設管理のノウハウを活かし、時代の変化に合わせて新たな機能やデザイン性などの付加価値をプラスする、建物のリニューアル工事にも注力しています。
施設管理事業では、「大成建設グループが手掛けた建物を、竣工後も長く使っていただきたい」という創業の想いを受け継ぎ、今後も継続して建物とお客様のニーズに向き合っていきます。

ワンストップで応えていく総合不動産会社
その一例が、オーベルシリーズの住まいづくりにおける企画設計部門とマンション管理部門の連携です。当社の物件に居住されているお客様から寄せられるさまざまな要望を、マンション管理業務を通じて吸い上げ、新たなマンションの企画設計にフィードバックしているのです。あるハイグレード物件の企画設計において、床材に高級な大理石を敷き詰める計画でした。ところがマンション管理部門から台車などの荷物の移動が多い通路は破損しにくい材質にすべきという指摘があり、床材の仕様を部分的に変更した例があります。こうしたお客様目線でのものづくりはさまざまな局面で相乗効果を生み、多様化するお客様のライフスタイルや建物のライフサイクルに応じて、最適なソリューションを提供していくことにつながっています。

持続的な成長を
「オーベル」シリーズの高付加価値マンションの開発から、自社ビルの開発とオフィス賃貸、不動産オーナー様や法人クライアントに対する総合的な不動産コンサルティングまで、幅広いビジネスを展開する不動産事業。そして、2,600件を超える多種多様なビルと1,000件を超えるマンションを管理し、長期的な視野でリニューアル工事を実施する施設管理事業。2つの事業を磨き続けることで、お客様のライフステージ、建物のライフサイクルの全過程において最適なソリューションをワンストップで提供していきます。
大成有楽不動産が強みとする
連携の取れた多様な事業領域BUSINESS FIELD
